放課後になり図書館に向かった。

少しすると璃希は来た。

俺は自分の過去を不思議とすらすら話した。

俺が笑う理由に納得したかはわからないけど、一番気になってたことを聞いてみた。

「俺には母さん譲りの力があんだよ」

「璃希もそうなんじゃないか?」

「えっ?」

予想通り。

「私もね…」

璃希は自分の過去を話始めた。

あまりにも自分に似ていてびっくりした。

璃希は俺よりも辛い思いをしている。

俺は璃希の頭をクシャクシャってして
「璃希?泣いてもいんだよ?」

きっと泣いたことなんかないんだろう。

何かが切れたみたいに涙が溢れてきている。

平気そうな顔してるけど璃希は自分で思ってるより弱いんだよ。

俺は決めたんだ。



絶対璃希を笑顔にしてみせる。

笑わせてみせるから…