やっと午前中の授業が終わった。

俺は璃希のクラスに向かった。

放課後まで待てない。

そこら辺にいる女子に璃希を呼んでと頼んだ。

”なんであんたが呼ばれるのよ”

やば、悪いことをした。

璃希の表情も暗くなった。

「おっ。璃希!」
俺は会えたのが嬉しくてついすごい顏で笑った。

無理やり笑ってない。

何も演じてない自分。

一緒に昼を食べようと誘うとさすがに戸惑ってる。

璃希の手首を掴んで図書館に向かった。