気持ちを切り替えて図書館に向かった。

いきなり話しかけたらおかしいよな。

ここはあえて図書館に一人できました風でいくか?


よし。

「おっしゃ。誰もいない」

普通だよな?

あっ。やっぱりいた。

「あれ?誰かいる?」

「あ、います…」

やっぱりあの顔。

あ、なんか言わないと。

「あー、君ね」
俺何言ってんだ。

必死に俺を思い出そうとしてる。

「いっつも図書館にいる子でしょ」

「俺もいてもいい?」

笑顔で言った。

彼女はいいよと言うとまた空を眺め始めた。

またあの顔で…