次の日の放課後、図書館に行こうとしたら女の先輩から呼び出された。

キツそうな人。

なんで今かな…

「どうしたんですか?」

俺はまた笑って言ったんだ。

「ちょっと話があるんだけどいい?」
告白しかないよな…

人気がない廊下。

「どうしました?」

「付き合っている人とかいる?」

「いませんよ」

ニコって笑って言った。

「じゃあ、私と付き合ってくれない?」

付き合ったら大変そう。

俺の苦手なタイプ。

どうせこの先輩も考えてることは皆と同じだよな。

「先輩はかわいいし、他にもっとふさわしい人がいると思います。すいません。



”この私が告白したのに。顔がいいだけね。”

ほらね。

「分かった。気持ちの整理がついたわ。


はぁ…

俺は見た目だけの人間か?