校門に向かう途中ふと校舎を見上げ見ると、窓から女の子が空を眺めていた。

図書館か?

そういえばもう行ってないな。

母さんに会いたい時気を紛らわすために行ってたっけ。

俺の居場所でもあったんだ。

あの子何だか悲しそう。

でもあの子も他の女子と同じだよな…。

次の日もその次の日もあの子は図書館にいた。

何でいるんだ?

あの悲しそうな表情はなんだ?

俺はその子の心を読んでみた。

でも… 読めなかった。

もしかして…

あの子も俺と同じなのか?

明日図書館に行ってみよう。

何だか明日が楽しみだ。