んー。 考え込んでいると

「何難しい顔してんだよ。一緒に昼食べない?」

優しい笑顔で言った。

えっ。

いきなりそんなこと言われて戸惑わない人がいるわけない。

戸惑っていると

「ほら、行くぞ。」

そう言うと手首を掴まれて連れて行かれたのは私の居場所でもある。

゛図書館 ゛だった。

「やっぱり図書館って落ち着くな」

笑いながらそう言った。でも、どこか切なそうな顔。

「そうだね…」

確かに落ち着く…

「よし、これ食え!」

目の前に出されたのは美味しそうな大量のパンだった。

「えっ。でも…」

「ここはありがとうって言ってくれたら男は嬉しいもんだぜ?」

といって黒崎 頼はパンを美味しそうにほうばった。