学校について、靴箱を開けると中にはゴミが沢山入っている。
紙には、“学校くんなブス”、“死ね”など書いてあるのが嫌でも目に入る。
別に辛くない。母と比べれば、ましだ。
母の方が、よっぽど辛いんだ。
ゴミを捨てて、教室に入る。
「それでねー!あっ……」
騒がしかった教室が、私が入ることで一気に静かになる。
気にしないで、自分の席に向かうと、酷い落書きや傷がある。
また落とすの時間かかるなあ…
「ねぇ、家帰ってよ。あんたと一緒にいるとか、まじで嫌なんですけど。」
「一緒の空気吸いたくねえんだよ。ほら、帰りなさいよ。」
私の鞄が窓から外に投げられ、落下する。
「…」
「取りに行っておいでよ。ついでに帰って?アハハハ‼︎」
しぶしぶ下に降りていって鞄を取りに行く。
土を払い、教室に戻って教科書を入れ終わったらちょうどチャイムが鳴った。
ガラガラ______
先生が入ってきて、こちらを一瞬みる。
しかし、すぐ他所をみる。
人間、めんどくさい事には口出しはしたくないのだろう。
私がいじめられていることには気付いているはずだ。
でも、見て見ぬ振り。それに相談したとしても、真面目に考えてくれるわけが無い。
だから誰にも助けなんて求めないんだ。
誰にも迷惑をかけない。それでいい。