「実はここのクラスにいるんです」
先生のその言葉でみんな固まる。
えぇ?!とか驚くんじゃなくて…唖然。
「……誄歌」
「…先生」
「あそこにいる如月誄歌が俺の彼女です」
「えっ?!マジかよ……」
「誄歌ちゃんが?!」
「いつから〜?」
先生……これ言ってもよかったの?
「誄歌…おいで」
「…は、はい」
先生に呼ばれて先生がいる教卓に行く。
「誄歌が専門学校を卒業したら結婚するつもりです」
「えっ?!」
……け、結婚……?
そんなの初めて聞いたよ…。
「誄歌」
「?」
先生がポケットの中から小さな箱を取り出した。