「えー…みなさん卒業おめでとうございます。俺は弥生先生の代わりに入って少ししかみなさんと一緒にいれませんてしたが…俺を慕ってくれて嬉しかったです」
「アッキーやめてよ…」
「泣けるだろー」
「泣かせようとしてるわけじゃないですよ。俺はこのクラスの担任を持てて良かったと心から思います。卒業しても俺はみなさんのことずっと応援しています」
先生……。
やばいです……こんなの。
周りもみんな号泣してて鼻をすする音がやまない。
「あ!アッキーそういえば卒業式に彼女の話聞かせてくれるって約束は?」
「たしかにー!話してよ!」
「そんな約束してません……」
あの時たしか先生は気が向いたらって答えてたよね。
「お願いアッキー!」
「写メとかねぇの?」
「……はいはい。話すから」
え?!
話しちゃうの?!
「よっしゃ!」
「どんな人ー??」
「どんな人もなにもみなさんが知ってる人ですよ」
あ…言っちゃったよ。