「はい。お前らも」

「ありがとうー」



卯月くんに渡し……柊花にも渡していく。



「如月」

「はい…ありが……」



受け取ろうとしたら、ひょいと上にあげられた。



「先生…?」

「如月のは俺が付けるよ」



私の胸元に先生の手が伸び素早く付けてくれた。



「ありがとう先生…」

「ん。…あと、渡してない奴いないな。
残りはこれから来る奴らのか」



再び胸元の花に目をやる。


……先生が付けてくれた!


ジンクス…叶うといいな。


隣をみると柊花と卯月くんが花をつけあってて微笑ましかった。