今に至る。


「久世はいるか?」



恐れるほどの低い声。


これが初代の総長だ。


下っ端は、顔を真っ青にして久世等がいる部屋へと案内してくれた。


「入るぞ」


部屋へ入ると、久世と久世の横にいる女。


こいつが犯人だと一瞬でわかった。


「来て速攻で悪いが…久世お前には美雪華と別れてもらう」


久世や周りは、なんで?


という顔をしていた。