「愛ちゃん!!」


数分後、男の人が
教室に入ってきた。



カオリ「さきにぃ…ヒクッ…」


「香織…もう大丈夫だから。」


その男の人は、抱きしめていた。



ずきっ


胸が傷んだ。
なぜだろう…


田原が、他の人に抱きついている。
ただそれだけのことなのに。



「愛ちゃん、とりあえず家で話そう。君達は?」


マナ「二人は香織の友達なんです。」


「でも、見た目が…」


マナ「……」


「まぁいい。」



いつの間にか、田原は
意識を手放していた。