「お嬢様早かったですね」

「空と写真撮っただけだからね」

「そうでしたか」

「それよりさ家着いてから美咲と行きたいところあるんだけど…」

「かしこまりました送迎させていただきます」

「ありがとう」




家に着くまでの間まだ少し時間があったから寝ることにした。


「…様…嬢様…お嬢様」


「ん〜…。は?!」

「着きましたよ。お嬢様」

「ありがと。じゃー少し待っててね」

「かしこまりました」


家の中に入ると美咲を探した。


「美咲ー?美咲ー?」

「はーい、お嬢様。ここでございます」

「美咲今から一緒にデパート行って洋服選んでくれない?」

「かしこまりました。ただいま準備いたします」

「泉が駐車場にいるから終わったら車乗っててね!」

「かしこまりました」


美咲は今コーディネーターの見習い。

だから洋服とかはいつも美咲が選んでくれてる。

しかも大学生だから友達感覚で話せるからすごい楽。


「とりあえず適当に着替えてと」


適当にクローゼットから洋服を取り出し並べる。

それを組み合わせて携帯だけもってダッシュで駐車場まで向かう。


「お待たせ!ふたりとも」

「お待ちしてましたよ、お嬢様。さぁー参りましょうか」

泉はそう言うとアクセルを踏んだ。