「咲良!!」
「…勇人?」
なんと校門には勇人が…!!
なんで…
「ばか咲良!!何、勝手に転校なんか
してんだよ!!お前にこんな金持ち
学校似合わねーよ!!戻ってこいよ」
勇人は私の方に走ってきて
肩を掴んできた。
「勇人ごめん…」
私も本当はそっちに戻りたい。
今日1日すごく息苦しかった。
「誰?」
ずっと見てた碧が口を挟んだ。
「あ、えと「咲良の幼なじみだけど。」
勇人は強気に碧の目を睨んだ。
「そうか。じゃ、俺先帰るな。
咲良、迎えは家の方に電話したら
来てくれるから。それじゃ」
「あ、わかった」
私は碧が車に乗ったのを
見ると勇人の手を引いた。
「昔よく遊んだ公園いこ?
そこでぜんぶ話すね。」