お昼になった頃だろうか?
突然、社長室からの内線で、田中がよばれたのであった。









「美優さん。私は社長室へ行って来ますが、今のうちにお昼休憩をとっておいてください」

「でも……」

「上司命令です…と言ったら従って頂けますか?」

「……わかりました」

「では、また後で」

「はい。お先に休憩に入らせて頂きます」








そう言うと美優は休憩用のバッグを持ち、秘書室から出て行った。
そんな美優の姿を見届けた後、田中は、社長室へと入って行った。