たとえ私が朝に帰ってきても

誰も気づかない

何も言わない


唯それぞれの平凡な毎日を過すだけ


だけど今日は違った

何時も無口な朝食時間

いきなり私の母が話し始めた


「この間も言ったと思うんだけど

私の妹夫婦が少しの間家で過すから

亜姫、貴方の部屋

ちょっと貸してあげて頂戴」