「あのー、」

「はい?」

「もしかして二年前の一律祭で、○○のコピーバンドでギターボーカルされてました?」

「あ、しましたよ」


…やっぱり!
声に聞き覚えあったのはあの時のギターボーカルさんだからだ…

なぜしってるのかと小首をかしげる彼をよそに、わかって納得。


二年前、一律大学に友達の兄がいて行った時に、バンドサークルを見て、その時わたしが一番好きなバンドのコピーをしてたのが、信条さんだったわけだ。


「あ、二年前ききにいったんですよ!一番好きだから覚えてました」

ひとり納得したわたしに、未だ小首をかしげる信条さんに説明。


「あーなるほど」


信条さんも納得したようで少しうなづいて、ありがとうと言われた。