「莉緒ちゃんが可愛いから。
…あ,この前言ったよね?」


「な…何を!?」


すると橘さんの顔が近づき
私の耳に唇を合わせた。
そしてボソッと低い声で囁く。


「止められなくなるって……」


えぇぇぇぇ〜〜っ!?!?


「ちょ…橘さん待ってくださ…」


すっと顔を上げた橘さんは

私を見つめた。


「莉緒ちゃん…」


「はいっ!?」


もう!急に真面目になんないでよぉ〜〜。


そしてゆっくりと顔が近づき
唇が触れた。


「ん……」


橘さんは私の髪を撫でながら
何度も何度も角度を変える。


私の頭の中はもう完璧ストップ。結局橘さんに従っちゃう。


橘さんの手が移動しようとしたその時……



♪〜♪〜♪〜




橘さんの携帯が鳴った。