「あの新しいイケメン彼氏とどこまで進んでんの?」


は…はいぃ〜〜!?


「ユリっ…なに言ってんのよ!!」


「なにって…ただ気になっただけでしょ♪だってあの人たぶん大学生っぽいし!そしたらぁ〜…ねぇ?」


ユリがにやりと笑った。
自分の顔がひきつったのがわかる。


「だから彼氏じゃないし!それに何もなっ……」


と言いかけたところで昨日の出来事が蘇る。


―ドキドキドキドキ……


やばいっ!また心臓速くなってきた!!


あの時の橘さんの表情とか
香りとか……


思い出すだけで体が熱いっ!!


この状態じゃやってけないよ〜。