今髪伸ばしてるし…切るのは絶対嫌っ!!

でも断ると何か怖そうだし……

どうしよぉ〜〜!!!


「心配しなくて大丈夫よ。長さを変えたりはしないわ。」


私の心を見透かしたように
絵理さんが言った。


「そうそうっ。莉緒ちゃんさ,髪すごい綺麗だから短くするのは勿体ない!だから……」


「だから…?」



「パーマ‥かけちゃだめかな?
毛先のほうを少しだけ。あと…前髪がちょっと重たいから少しすいて流す感じに!」

パーマかけたいと思ってたけど
けっこうお金高いしで一度もやったことなかった。
なんか…どきどきするっ!


「わかったわ。今の長さならパーマかけて丁度可愛くなると思うし。やってみましょ!」


絵理さんは私を手招きして
一番奥の座席に座らせた。