「ほらほら泣かないで?」


なんて私は母親みたいに橘さんの頭を撫でた。


柔らかくてサラサラの髪。


すると橘さんは優しく笑ってくれた。


「俺のほうが…守られてるよ」


「…へ?」


橘さんは少し首を傾けて

キスをした。


突然のキスに私はパニック!!


「あはは!なんか元気もらっちゃった。」


なんて可愛くはにかむもんだからまたまた胸キュン!!


そして私は橘さんの前に小指を向けた。


「ずぅーっと離れない約束!橘さん指切りして?」


って言うと,橘さんはくすって笑いながら


「約束。」


って少し涙で赤くなった瞳で真っ直ぐ答えてくれた。