ブーブーブー……



「ん…携帯…?」



気付かなかった。


私はソファーで突っ伏して眠ってて


スカートのポケットに入れた携帯のバイブでやっと目が覚めた。


もしかして…橘さんっ!?


「も…もしもし!?」


「あら莉緒ちゃん。随分元気ね♪」

この声は……


「絵里さん…?」


ディスプレイ見なかったから気付かなかったや。


「元気そうで何より。それより…莉緒ちゃんツトム知らない?」


「え……どういうことですか?」