「もちろん行きます!!」


『よかった♪んじゃ待ってんね〜。』


衣装が見れるのも嬉しいけど


何よりも橘さんに会えるのが一番嬉しい。


「なになに〜?またデート〜?」


ユリはにやにやしながら私に迫る。


「で…デートじゃないよ!!」


「んまぁいいけど…その美咲とか言う女に邪魔されないように気を付けなさいよ莉緒?」


「うん…頑張る…。」


私もユリと同じように机の上のお菓子に手を伸ばし頬張った。


正直…何をどう頑張って美咲さんを阻止すれば良いのかはわかんない。


もう,二度と会いたくないよ。


でもどっちにしても当日は会うんだよね…



私は小さくため息をついた。