「とうとう現れたかぁ〜!!莉緒のライバル。」


「ライバルじゃ……ライバルだよね…かなりの。」


昨日の出来事をユリに話した。

やっぱりこういう相談は友達にするべきだよね!


「何で…何で今頃現れちゃうかなぁ?」


「そんなの“今だから”でしょ?」

ん??


どういうこと??


「だーかーら!今莉緒と一緒にいる情報を聞きつけて現れたのよ。
つくづく嫌な女ね。」


ユリはふんっ!と言うと机の上のお菓子を口にした。


「そんな…。だって…美咲さん橘さんに今さら何をすんの!?」


だって…美咲さんには広樹さんが…!




――あれ?