「見たいです!!」


「ダーメ!ちゃんと完成したらね♪」


またそうやって秘密にするー!!


私が膨れていると橘さんがよしよしと頭を撫でた。


ほら,またこうやって子ども扱い。


私はやっぱり橘さんにとって
ただのモデルでしかないのかな?

そう思うと急に切なくなった。


だって…美咲さんとは

ちゃんと恋人同士だったんでしょ?


なのに私は……


私の中の悪い気持ちがもくもくと芽生え始める。


「ツトムも何か飲めば?」


絵里さんが橘さんに聞く。


「あっじゃあそうしよっかな〜」


橘さんはメニューを見始めた。