――うわぁ……



そこに描かれていたのは

ドレープが綺麗にきいたドレス。

オーロラのようにグラデーションがかった色が,またドレスを綺麗に見せてる。


胸元にはたくさんのギャザーに
キラキラとビーズが輝いてて


派手すぎず…シンプルすぎず…


本当に素敵っ!!!


「どう?莉緒ちゃんの為に寝ずに頑張ったんだからね♪…って莉緒ちゃん!?」


私はあまりの嬉しさにポロポロと涙を流していた。


だって…私の為にこんな素敵なデザインを考えてくれたんだよ?


嬉しくない人なんて


絶対いないよ……


「もしや気に入らなかった?描き直したほうが……っ」


私は無意識に橘さんに抱きついてた。


「り…莉緒ちゃん!?」



「うぅ〜…う…嬉しいんですぅ〜」

私はもう泣きじゃくりながら必死に話した。


「嬉しいの!?(笑) ならよかったぁ〜♪」


橘さんは私を子供みたいに
よしよしと頭を撫でてくれた。


なんだか子供扱いされたのが悔しくてふいに顔を上げる。


「ん?なぁに?」


私の身長じゃまったく届かない
橘さんの顔に必死に手を伸ばす。

この光景はまるで父親と子供(笑)

橘さんは私の為にかがんでくれた。


そしてー……