「もったいない。私と違って春香には

相手がいっぱいいるんだから1人くらい

付き合えばいいのに。」

春香はこの無自覚娘とかいってため息

ついている。

「あのねー私はあんな外見だけで判断

するようなやつの彼女になんかなりたく

ないの!それに栞だってもてるのよ!」

なにそれ笑える。

「乾いた笑いをしないの栞。」

春香には気を遣わなくていいから楽。

こんな女の子と恋バナ(?)ができるなん

て思ってもいなかった。

その時春香の肩に長い腕がかかった。

「春香は僕のものだからね。」

低く甘い声が響く。そこにはもう一人の

イケメンクラスメイト、新台元君がいた

この笑顔に何人の女の子が騙されたんだ

ろう。でも女の子には本当に優しいから

勘違いして新台君のところに行くんだろ

う。実際私も仲良くしてもらっている。

「触るな!この女たらし!!!」

そういってパシンと腕を払う春香。

どうも最近春香は新台君に気に入られて

いるらしい。春香きをつけて。その男

からは謎のフェロモンがでているぞ。

「なんか変なこと考えてるでしよ栞。

ほんとクールなくせに内心は全く違うん

だから。」

やっぱり私のことをよく分かっている。

そんな春香に横からちょっかいを出す

新台君。

「ねぇ、春香。変なことってなに?」

「うっさい!!変態!!!」

仲良いな。二人とも。