あー、お母さんも今日一緒に行くんだった…完全に忘れてた
『お母さ〜〜ん、早くしてよ!』
『はいはーい、あんたのせいで遅れてんのよ‼︎もう少しだから待っといて‼︎』
まじかよ…せっかく早く準備したのに…
靴を履きながら、愚痴っているとお母さんが来た
『ほら、行くわよ』ガチャ
エレベーターに乗りながら、まだ会ったことすらない男子に嫌気がさしてきた
違う塔だから、まだ会わないけどなんで男子と行かなきゃなんないの!
まぁ、お母さんの友達だからか…
ウチの友達は中学に居ない
小学校はみんなと違う校区外のところに行った、テストを受けて通れるまぁ、いわゆるエリートの所だ
お兄ちゃん2人もそこに行っていた
お兄ちゃん達はそのままエリート中学に行ったけど、ウチは遠い所に行きたくないので自分から近場の公立中学に入ることを決めた
もちろんお兄ちゃんにも親にも反対されたけどガン無視、その反応を見て反対する人はいなくなった
中学で、友達作れるか不安だけど作るのも面倒くさい、女なんて集団でどうにかしようとする怖い生き物だ
こんな事考えてるから女友達が少ないのか…
小学の頃から男とばかり遊んでいた
別に女友達がいないわけじゃない
ただ、一緒にいても面白くないだけ
ウチは問題児で車の窓ガラス割ったりして小学の頃を過ごした
そんな事すると周りに集まるのは男子しかいない
でも、1人だけいたな
さらって奴が、まぁ、優しかったし集団で居ようともしないやつだから気に入ったし守ったけど