「なんじゃ、お主が連れていくと、言ったのだろう。大人しく付いて行ってやろうというのに、なんだ!その言い草は!」
本当に何なのだ、人間とは、わからぬ。
「ま、そうだけどよ。普通なら怯えて顔を真っ青にするか、言うもんだから、珍したかったんだよ。」
む、なんだ、その、珍しい生物でも、見つけたような目は!
我を誰だと思っておる。
「お主なんじゃ、その目は!我を誰だと心得るのじゃ!」
そうじゃ、我は女神じゃぞ!その我に.....
「いや、知らねぇよ!てめぇとは、会ったばっかじゃねぇか。知る訳ねぇだろ。」
お、そうじゃった。
我としたことが、忘れておったわ。
「すまぬ、すまぬ。忘れておった。そうだの、我は、女神の命だ。」
格好いいのう。