『ほう、ここが屯所か。』


新選組の屯所に着いた。

屯所に来るまでに、新選組の事を少し教えてもらった。

ま、教えてもらわなくても、知っているがな。

確か今は、局長筆頭の芹沢派と、局長の近藤派で、内部分裂が起きているところだろうな。

そんな事を考えていると............。


土「何してんだ。さっさと行くぞ。」


少し、歩いていくと、局長室らしい部屋に着いたようだ。

土方と共にその部屋に入っていく。

そこには、温和そうな、40歳位の厳ついオッサンがいた。

お!良さそうな名前を思いついた。


『よし!我が命名してやる!お前は、
今日からゴリ男だ!』


我ながら良い名だ。

そう、思っていると。


土「なんてこと言ってんだてめぇ!
近藤さんは、局長だぞ!」


む、我が折角つけてやった名前に文句を付けるとは、


『我が折角つけてやった名前だぞ!
光栄に思え!』


フンッ。

まったく、失礼な奴だ。土方は。


土「何が、【光栄に思え!】だ!
全然光栄に思えねぇよ!」


顔を真っ赤にして叫んでいる。

そこでゴリ男が仲裁に入る。


近「ま、まぁ。良いじゃないかトシ。
それで、そこの女子は誰だい?」


いいタイミングだ。

流石、我が名を付けてやったことはある。

それに比べて土方は、土方の顔をみて、
溜め息をつくと、


土「おい!なんで俺の顔みて溜め息つく
んだよ!失礼な奴だな!」


いやいや、ヾノ・ω・`)お主の方がよっぽど失礼じゃろうよ。


『いや、局長と比べてお主は心が狭いなと思うての。』


フッと、笑って言ってやるが、今度は、
冷静さを取り戻したのか、


土「本題に入るか。」


と言い、座る。

反応が薄いと面白くないのう。


土「一応もうしたがもう一度自己紹介する ぞ。俺が新選組副長の土方歳三だ。そして、」

近「私が、新選組局長の近藤勇だ。
別にゴリ男と呼んでくれても構わな
い。それで、君は?」


そういえばゴリ男には言ってなかったな。


『おい、土方。説明してやれ。』

土「あぁ?自分でやりやがれ。」


な!我を誰だと思っておるのだ!


『我に説明をさせる気か?お前がやれ。』

土「あぁ!?なんだ偉そうに!実は、
説明すんの苦手なんじゃねぇの。」


ハッと、笑う声と共に我に暴言を吐きよった。

いいであろう。そこまで言うなら........。


『よかろう。我がわっかりや~~すく、
説明してやろう。よく聞いておけよ。
でわ、
ライカブッタイテンイ
【来過物体転移】

ホワイトボード。』