“弥生生まれの弥生さん♪”
ほらね、始まった。
早く家に帰ろう。
っと思っていたら。
“ねえ~。私たちと一緒に帰らない?”
彩とあかねと若菜だ。
あたしを最初にいじめの道にすすめた人たち。
あの時、美優の所へ行ってれば良かった。
何度も思う。
でも、もうしょうがない事だ。
がんばろう。
“おい、さっさと答えろよ!”
いきなりあかねの口調が変わった。
“誰が一緒に帰るもんか!!”
思わず言ってしまった。
“あっそならいいわ、これから遊んであげる。”
そう言って
三人はあたしの鞄を無理やり取った。