“ありがとうございました~!”

待つこと2時間。

やっと終わった。

こんなに長い間人を待つのは初めてだ。

あっ!!

大貴は1人でこっちに向かって歩いている。

チャンス♪

あたしは大貴の方へ駆け寄った。

その時思った。

たぶん断るだろうな。

だって彼女の亜里沙と帰る約束をしてるんだもん。

亜里沙になにも言わずにあたしとご飯を食べに行くなんて。。。

あり得ないよね。

でも、もし、大貴は亜里沙の事が好きじゃなかったら??

OKしてくれるかも。

そう思うとあたしはうれしくなった。

一か八かあたしは思い切って誘ってみた。

それが良くなかった事を知らずに。