家出た時刻とか言ってないのに待ってたの!?


窓から外を見ると、優が玄関先の階段に座っていた



お母さんが車を停めるとすぐに優の元に向かう



「ちょ、ちょっと優!いつから待ってたの!?」



「おう、はよ」




「おはよう…じゃなくて!」



「気にすんなって。何となく外に出てただけだ。母さん、掃除とかしてたから俺邪魔だったし」



そう言う優は鼻を少し赤くしていたから、結構外にいたんだろう



「寒いでしょ?ごめんね遅くなって。お母さん達やたら気合い入れてて…」