「逃がさねぇよ?」


そう言い、私をドアから引き離す


そして、ガチャっと鍵をかけた


「これで誰も入れねぇよ。安心して鳴けよ」


ジリジリと近づいてくる


その姿がお父さんと被った


あの時の恐怖が蘇る


「さっきはあんなに大口叩いてたのにな?怯える顔、すげえそそる」


そう言って私の腕を頭の上でひとまとめにし、首筋に吸い付いてくる


ボタンをプチプチと外しているとき、春日が手を止めた