「私もだよ。あれほど男の人が苦手だったのに、こんなにも好きになれるなんて思わなかった。優…大好き」


涙をこらえきれずに、泣きながら私は必死に伝える


そんな私の涙を拭いながら優は愛しそうに見つめる


「俺は…大好きなんかじゃ収まらねぇよ






――――――――…愛してる」



「私も愛してる!」



観覧車がちょうどてっぺんにきたとき



私たちはどちらからともなくキスをした



しょっぱかったけど、今までで一番幸せなキスだった