そんなやりとりをしているうちに私達の順番が回ってきた
「いってらっしゃーい!」
元気なスタッフに見送られてゴンドラに乗り込む
「わー!綺麗!」
窓にへばりついて景色に夢中になる私を優は後ろから抱きしめた
「柚」
「ん…なに?」
「俺、こうして柚と一緒にいれることがすげー夢みたいなんだ」
「…うん…」
「俺と付き合ってくれてありがとな」
そんなことを言う優に愛しさが込み上げると同時に目頭が熱くなる
優が本当に私のことを想ってくれてるって痛いほどわかる
私も優に自分の気持ちを伝えるために優の方を見る