優の家までは少し距離があって、その道のりを歩く間、優は色んなことを話してくれた


緊張をほぐすためなんだろうけど、私はもうそれどころじゃない…



から返事しつつ考えてるのは優のお母さんへの挨拶



うぅ~嫌われたらどうしよう…



「俺んち、ここ」



「え!?もう着いたの!?」



そんなこと考えてたら優の家に着いてしまった



でも優の家を見た瞬間、ビックリした



私の家…とまでは行かないけどかなりのメルヘンチックな家



私の家と違うのは家の大きさかな



かなり大きい



だから余計メルヘンさが際立つ


「これ、母さんの趣味な。柚んちみたいだろ?」


「うん…すごい…」


優の家を凝視してると不意に名前を呼ばれた




「柚」