ふと、親父のほうを見ると



親父は泣いていたように見えた



ごめんなと言いながら



俺はそんな親父を一瞥して部屋に行き荷物をまとめた




玄関に行くと母さんが俺を待っていた




「準備はできた?」




「うん」




「じゃあ行きましょうか。先に病院に行くからね」