大学に着くと門の前で千里が待っていた


私は恥ずかしいんだけど
健夫が私の手をしっかり握って歩いてる


それに普段からメイクはするけれど
私の顔はハッキリしてるので、あまり濃いメイクはしてないの。


でも今日は所々隠しきれないキスマークがあるからちょっとメイクも濃いから
倍恥ずかしい。


「天、おはよ〜
あれれ〜?お2人さん??
どうしちゃったのかなぁ??」


と言って、手を繋いでる手を指差しながらちゃかしてくる千里。


「見たまんまだ!千里!!」


「あれあれ、そんな強気な発言私にしちゃっていいのかな?た け お 」


意味深な感じで上から目線の千里


「お前にもうヘタレとは言わせねぇ!
もう俺はお前の知ってる俺じゃねぇってことだ!」


「ぷっ(笑)はいはい、わかりました!
おめでとう!!健夫良かったね。
天もおめでとう!」


「おう!ありがとなっ!千里」


「ありがと!千里の思う壺にハマったけど、まぁまぁ楽しいし、幸せ(笑)」


私は満面の笑みで答えた。


「でも健夫!私のかわいい天を随分と苛めてくれたみたいね?」

と千里が私の首元をニヤニヤしながら見てる


「ちょっとぉ、千里!
ねぇ、これ目立つよね……
だからやりすぎって言ったのに!」



あたふたしながら狼狽える私



「ぷっ!(笑)天、サイコー!(笑)
久々に見た!天が狼狽えてる所なんて。
あんたはやっぱり健夫がいいのよ!
人見知りのあんたの相手は私が男になるしかないかも!と思った事もあったんだからね!でも健夫なら大丈夫だ(笑)」


言葉とは裏腹に優しい表情の千里。



千里はやっぱり私の1番の親友だわ!