気がついたら私は時雨を抱きしめていた


時「……雪菜?……ごめんな情けなくて……」


「情けなくなんかない!私だって分かるよ……家族を失う悲しみは分かる……今度は私が貴方を支える番だから……」


時「……すまん……」


時雨はそう言って私の背中に手を回した