「………怯えてなんかない」


時雨は私の前に立った


時「……実はな……俺、病気で親父が死んでからぐれてな。本当はもう少し真面目だったんだ……喧嘩しかしなくなったときに俺の前の総長に拾われたんだ……そん時総長に言われたんだ『辛くても必死に生きろ』って……」


時雨は私の顔を上に上げてじっと私の目を見て言った


時「……どんなに辛くても生きろ!……今の雪菜はいつか消えてしまいそうで怖い……」