「……私は暇じゃない。弟の面倒も見ないといけないし、バイトも勉強も他にも色々しないといけないの」


時雨の横を通り過ぎて空になったコップを洗う


時「……なるだけでいいんだ、倉庫には都合の良い時だけ来ればいい」


「………女の子なら他にもいっぱいいると思うけど……いたじゃない、クラスにも貴方達を慕う人がいっぱい……なんで私にこだわるの?」


時雨は私の目を見て答えた


時「……姫なんかいなくてもいいと思ってた……でもお前は他の女と違う……俺はお前を救いたいんだ!」


コップを洗う手を止めて逸らしてた目を合わせた


「………なんで?」