勇起斗「ここにカズを寝かせて」



勇起斗は手際よく和月を手当てする



それもそうだ



勇起斗は父親が院長のため、小さい頃から病院の怪我とかの治療を手伝っているらしい



勇起斗「はい。」



勇起斗は和月の手当が終わり、空の前に手出す



空「…なに」



勇起斗「手。怪我してるんだから出して」



空は勇起斗に左手を出す



すると勇起斗は怒った顔をする



勇起斗「…こっちじゃない。右。早く出して」



空は渋々右手をだす



「「「「「「「「「っ!!??」」」」」」」」」



空の右手は血まみれだ



和月の血ではなく空の右手から出ている血だ



勇起斗「ナイフなんか素手で掴むから…」



そう。右手が血まみれなのはナイフを"素手"で掴んだから



和月を助けるために刃のほうを掴んだからだ



空「…別に。慣れてるし」



空は当然のようにいっている



確かに俺もナイフを素手で掴んだことはあるが今ではもう慣れている



勇起斗「よしっ、これでOK。」



空の右手は包帯で巻いてある



勇起斗「あ、俺の名前言ってなかったよな。
俺は村野 勇起斗。中1でサナの親友だ!!」