「あのね…放送で使うマイクが体育館裏の倉庫に置いてあるらしくて…あたし、今日担当だから取りに行かなきゃいけないのよ……。
だからね、一緒についてきてくれないかな?」
「おねがーい」と手を合わせる純玲にオッケをだし教室をでた。
純玲と、おしゃべりをしながら廊下を歩く。
「それにしても、なんで放送用のマイクが体育館裏の倉庫にあるんだろうね……」
「そうっ!私もそう思ったの!なんかねー、間違えてなにかと一緒にしまっちゃったらしくてさぁ……」
「へぇ〜!」
純玲と、雑談をしていると体育館裏から声が聞こえた。
純玲も、声に気付き「シーッ!」と人差し指を唇にあてた。