あたしが、聞き返すと純玲は頬をほんのりと紅く染め上目遣いにこちらを見た。


「あのね……放課後さ用事ある?」


「放課後?無いけど……」


「ほんとっ?!じゃあさ、体育館行かない?」


「体育館?」



目をキラキラさせて…でも恥ずかしそうに言う純玲に察しがついた。



きっと、体育館には日向君がいる…と…。