【優奈side】


入学して一ヶ月がたった。


だんだん高校にも慣れてきて毎日が楽しい。


あたしは、日向君が部活の為委員会に来れなかったので代わりにあたしが本の整理をしていた。


――ガラッ


静かな図書室に乾いた音が響き渡った。


「ゆーなっ!お疲れさま!…翼のぶんも大変でしょ?大丈夫?」

いつもは、ポニーテールの髪の毛をツインテールにした純玲が図書室に来た。


「純玲〜!ちょっと、大変だけど大丈夫だよ!!純玲こそ、どうしたの?」