「ふぁ〜!やっぱり、屋上気持ちー」 屋上のドアを開けた途端に欠伸をしながら座る純玲。 でも、ほんとにここ気持ちいいし綺麗だなぁ… あたしは、そっと目を閉じた。 柔らかな風があたしの栗色の髪の毛をふわりと揺らした。 「ふふっ、優奈屋上気に入った?」 「うんっ!すっごく気持ちいいし綺麗!落ち着ける」 「だよね!あたしも、初めて来た時そう思った!」 純玲は、あたりを見回し笑うとお弁当を広げた。