翔と席が隣になってから、一ヶ月ほど経った。

一ヶ月一緒に過ごしてみて、優しくされたり、ささいなことでもドキドキする私。

確信した、あたし翔のこと好きなんだ…


そんなことを考えながら教室で空を見てると

ポンッ

「痛っ‼︎って翔‼︎なにすんのぉ!」

急に降ってきた翔の手が私の頭の上に…

「いや、別に深い意味はないけど。」

真顔で言わないでよ。

あたしだって、期待したくなる時だってあるんだから…

…待て、ここ教室じゃん?

みんながみてたらどうしよ!

周りを見渡すと…

あれ、誰もいない。

「翔?みんなは?」

「しらね、どっかいったんじゃね?」

テキトーな奴だなぁ。

ん?え、これって二人っきりじゃん!?

やばい、心臓が…‼︎

「まぁーしろーぉ!」

夢が走ってきた。

「あ!夢!みんなは?」

「あぁー、再テストだよぉ。今回の算数難しいとこだったからさっ!やり方知ってるの翔くんとましろしかいないーって先生いってたよ!」

「そうなんだ.」

翔と、わたしかぁ。

でも、ここの範囲って翔が教えてくれたとこじゃん!


翔…もしかしたらすごい人なのかも。


そんなことを考えてた。











あたしって、翔にとってはどんな人って思われてるんだろ。



気になる…