次の日から私は変だった。

翔のことしか考えてない。

思い出すと…あぁぁぁぁぁ…




なんで、

ドキドキしてしまうんだろう。

そんなことを考えながらニヤニヤしてると

「まーしろん!何ニヤニヤしてんのぉ?」
からかうように夢がいってきた。

「べ、べつにぃ?」
だめだ。バレてるなこれ。
自分でもバレバレなのがわかった。

「あのねぇ、ましろ。あんた、翔のこと見過ぎね!あたしだってわかるくらい見てるじゃんか~!」

え、うそぉ!?
「そ、それはないんじゃ…」
「あーるある。だってさ、昨日からずっとじゃーん?」

夢になら…このドキドキがわかるのかもしれない。聞いてみようかな…!

「ゆめぇ…あのね、なんか、翔のことみてるとドキドキするの!なんでなのかなぁ。」

夢は目を輝かせて
「ましろぉ‼︎それは恋だよ‼︎」

こ、こい…?

あ…あたし、翔に恋してるの!?

でもまだ認めたくない。

意地っ張りなんだなぁ、あたし。

そんなことを考えながら

チャイムが鳴るのをまっていた。