-玲side-
恋愛って難しい。
自分が思うイケメン君と
一度は付き合ってみたいと思うけど、
なかなか付き合えないのが現実。
まぁ、あたしの場合
イケメンって言ったらあいつしかいないけど。
「玲!おっはよー!」
勢いよく頭を叩かれた。
「ったいなー。
はる!あたしただでさえない脳ミソ
減らす気!?」
この子はあたしの親友
二上 遥[ニカミ ハルカ]
幼稚園から高校まで
なんの腐れ縁なのか
今までずっと同じクラス。
「だって玲が窓のほうずーっと見てるし
あたしの存在気づいてなかったもん!
なに考えてたのー??」
「いやー?天気いいなーって」
窓を見ると、薄暗い。